春の残像

目覚めたら外に出よう。出来る事なら次の春までに。

鉄橋崩壊

僕の感情は麻痺してる。

悲しいと思わなくちゃいけないこと、くやしいと思わなくちゃいけないこと、怒らない

といけないことに対して心が正常に作動しない。

僕はみんなから置いていかれる。僕はみんなの乗った電車に乗れなかった。

次の電車を待っててもいつ来るか分からなかった。だから諦めて自転車で行く事にした。

自転車で進んで行けるところまで行けばいいやって思ってたけど、もう行き着く果てが

見えてきたから気持ちもなんか中途半端な感じになってきたよ。

自分が何者にもなれないってこと、自分は何か大きなことを成し遂げられないと

いうこと、それに気づいて普通になって家庭を作って守るものが出来たって

そんな風に生きて行く事もきっと出来ないんだろうな。

努力が出来なくて不器用で才能が無い自分と生涯向き合っていこうと思うよ。どれだけ

めんどくって辛くても。

 

PUNPUNPUN

高校1年生の頃、僕はスクールカーストの中の限りなく底辺に近いとこで文化系陰キャだった。バンド組んでこれ見よがしに廊下でギターの練習とかしてる連中を歯をギリギリさせながら見てたんだけど、僕はその時既に美大を目指して絵を習ってた。進学校の中ではもうかなり珍しかったから、勉強でも、スポーツでも、チャラさでも落ちこぼれた自分がアイデンティティーを確保できるとすればそれくらいだった。今思えば全然絵が上手い訳でも無かったんだけども、とにかく周りに絵描いてるやつなんて全然居なかったから、上手い下手関係なく、とにかく絵を描いてるということ只それだけで人と違う自分になりえた。もっとも自分が絵を描いてるってことは、あんまり人には言ってなかったから、それが個性だって思ってたのはほぼ自分だけだったんだけど。 

サザンデイ

久しぶりに紺野さんと大学から駅まで歩いて帰った。

去年まではただただ楽しいだけの時間だったのに、今の僕はもう考え方も感じ方も

少しずつ変わってしまったから、居心地が悪くなったり急に寂しくなったりする。

それをなんとか上手に伝えられたら、きっともうちょっと楽になれるんだろうに。

母子分裂

自分が将来どうなりたいのかっていうのが全然見えないけど、出来る事なら表現者とクリエイターとニートの隙間を狙っていきたい。結局フリーで仕事していけるだけの力を身につけなきゃいけないな〜と。あと人脈ね。世の中の99.5パーセントの人を嫌いな自分としてはこれが一番しんどい。どうにか意識高い系の美大生にならずに信頼できる友人関係を広げていってそこから仕事をしていけないものか。

どうでもいいけどゴールデンウィークに入ってからの読書のスピードがやばい。大体一日に一冊本読んでる。ちなみに読んだのは

我が名は青春のエッセイドラゴン! 大槻ケンヂ

夫婦茶碗 町田康

夢で会いましょう 村上春樹 糸井重里

スプートニクの恋人 村上春樹

僕は秋子に借りがある 森博嗣

本当はちがうんだ日記 穂村弘

世界音痴 同上

マイナスゼロ 広瀬正

ってとこ。一番おもしろかったのはマイナスゼロだな。穂村弘は文体読みやすいからすぐ読めちゃう。とりあえず出てる本全部読もうかな。

   

とても辛い

大学の講義中に穂村弘のエッセイ読んでたら、教授に見つかって怒られた。大きなレクチャーホールでの授業だったんだけど、その瞬間にその大きな空間が自分を攻撃するためだけに機能しているような気がして凄く冷や冷やした。それがあったからか、午後は見る見る体調が悪くなってすぐに家に帰ったのだった。